カヌースラロームセンター視察報告

こんにちは。江戸川区議会議員の林あきこです。

先日、所属しております「こどもの事故予防議員連盟」でカヌースラロームセンターに伺ってきました。

施設予約の都合上、急遽決まった視察だったので参加者が少なめだったのですが、その分しっかりとコミュニケーションをとることができました。

今回の視察目的は水の事故予防。夏場になると、毎年川や海で亡くなる方がいらっしゃいますが、悲しい事故を減らすために、カヌースラロームセンターにはいろいろとヒントが詰まっていました!

この施設ですが、川の激流が再現されていることはもちろん、フィニッシュプールには海の離岸流に似た流れを再現できるということで、川と海の両方の体験が出来る施設になっています。

水の事故予防のためにライフジャケット(以下、ライジャケ)の普及活動をされているライジャケサンタの森重裕二さんもこちらの施設で講演をされたとのこと。
昨年度は江戸川区内の小学生を招いて、実際にプールの流れを利用してライジャケ大変をされたそうです。

一部の小学校では、学校のプールを利用してライジャケ着用体験をしているのですが、動きのない水と流れや波のある状況での使用感は全然違うとのこと。多くの方に流れる状況でライジャケの体験をしてほしいと思っているが、予算の問題などもあって進んでいかないということでした。

もうすぐ夏休みが終わりますが、残念ながら今年も水の事故が相次ぎました。一度安全な環境で水の怖さを体験することは、事故予防のためにも重要と考えています。

今回の視察内容は議会提案にもしっかりと活かしていきたいと思います。

都庁職員、区役所職員、センターの皆様、ありがとうございました!

余談ですが、カヌースラロームセンターでは初心者の方でもカヌーやラフティングの体験が出来ます。
当日予約なしでも体験できるプログラムがありますので、ぜひ気軽に行ってみてください。

子育て応援マンション「ネウボーノ菊川」視察

昨日は、全国若手市議会議員連盟の視察で、子育て応援マンション「ネウボーノ菊川」へ伺ってきました。
「高齢者向け住宅はあるのに、子育て向け住宅は無い」「分譲マンションだとキッズルームやパーティルームを備えているマンションもあるが、賃貸だとあまりない」といった問題を解決すべく6年前に入居が始まったマンションです。

こちらのマンションに入る条件としては、「未就学児を育てていることor妊娠中であること」だそう。

家賃は相場より10~15%ほど高いということなのですが、週6で保育士さん(管理人さんも兼ねてます)が常駐してくれている広いキッズルームを備えており、一時保育も格安で行ってくれるなど、サービスも充実しています。そのため、空室はほとんど出ない運営ができているそうです。

キッズルーム以外にも、パーティスペースやゲストルーム、建物内の平面駐輪場(大きなチャイルドシート付自転車が停められるようにスペースは広め)、各戸にトランクルーム完備、居住スペース内の柱や壁の角はぶつけてもケガをしないように角を削ってあるなど、すべては書ききれないほど至れり尽くせりの配慮がいろんな場所にちりばめられています。

キッズルームの一部です。ここに保育士さんが常駐しています。

ただし、本来であれば居住用スペースとして使える場所をキッズルームにしていたり、常駐の保育士さんを雇う人件費がかかるため、利益は薄いとのこと…
このサービスをやろう!と手を挙げてられる企業はあまりないだろうということで、例えば共用スペースのキッズルームやパーティスペースは建ぺい率から外すなどの優遇や助成制度があったらありがたいです、とこのマンションを企画された社長の小山さんはお話していらっしゃいました。

共有部も住居も、子育て世帯にはありがたいポイントがたくさん詰まっているマンションでした。
ぜひ江戸川区にも進出してきていただきたいですね!